BUSINESS

事業紹介

私たち福岡造船の使命は、世界中の人々の暮らしと経済を支える「海のインフラ」を築くことです。 
1973年に日本初のステンレスケミカルタンカーを竣工させて以来、私たちは高度な技術力とグループの総合力で、世界の海運物流を牽引してきました。
構想から完成まで、数千トンもの鉄の塊に命を吹き込む、私たちの事業と技術をご紹介します。

建造可能な船種

主力商品「ケミカルタンカー」について

主力商品「ケミカルタンカー」の画像

福岡造船の主力製品であるケミカルタンカーとは、有機・無機化学薬品、動植物油、潤滑油など、あらゆる液体を運搬できる特殊な貨物船です。
当社が建造するケミカルタンカーの多くは、同時に多種多様な液体貨物を混ざることなく積載できる「多目的ケミカルタンカー」です。
危険性の高い化学薬品を安全に運ぶため、貨物タンクには高品質なステンレスが採用されており、数多くの仕切りや複雑な配管構造を持つなど、極めて高度な造船技術が求められます。

その他の建造船について

セメント運搬船

セメント運搬船

セメントを粉の状態で運搬する船。
ばら積み可能な設計となっており、自動荷役装置を備えています。

油槽船

油槽船

原油や石油製品を運搬します。
ガソリンや灯油等を運ぶものを白油タンカーと呼びます。

バルクキャリア

バルクキャリア

梱包されていない石炭、鉄鉱石、穀物、製紙原料(チップ)などのドライカーゴを運搬します。

フェリー

フェリー

人と車、そして物を同時に運ぶことができます。
快適な輸送手段として国内外で活躍している船種です。

他にも「LPG運搬船 」「アスファルトタンカー 」「ローロー船 」「多目的貨物船 」「冷凍運搬船 」などを建造可能です。
過去に建造した船は建造実績をご覧ください。

福岡造船の3つの強み

1.ケミカルタンカー建造隻数世界シェアNo.1の実績

ケミカルタンカーの画像

建造難易度が極めて高い「ケミカルタンカー」において、建造隻数世界シェアNo.1(※)を獲得しています。
多様な化学薬品を混ざることなく運ぶ多目的ケミカルタンカーは当社のフラッグシップであり、特に19,900DWT型の市場は「福岡造船が創った」と評されるほど、国内外から絶大な信頼を得ています。

※ケミカルタンカー建造隻数シェア(2020~2024年の5年平均)出典:海事プレス(2025.12.18

2. 次世代を切り拓く環境技術(LNG燃料船)

LNG燃料戦

温室効果ガス削減の国際的ニーズに応え、構想から十数年をかけて日本初となる「LNG燃料ステンレスケミカルタンカー」を建造しました。
従来の重油に加えてLNGも利用できるデュアル・フューエル・エンジンを搭載。
マイナス162℃の極低温を扱う高度な設計・配管技術と安全管理を駆使し、環境規制をチャンスに変える最先端の技術力があります。
LNG燃料ステンレスケミカルタンカーについては「サステナビリティについての取り組み」をご覧ください。

3.九州3県・4拠点の「グループ総合力」

福岡工場(本社)、長崎工場に加え、株式会社臼杵造船所(大分県)、株式会社ふくおか渡辺造船所(長崎県)を含めた九州3県・4拠点の造船所ネットワークを構築しています。
各工場の専門技術とスケールメリットを融合させ、5万トン級の大型船から多目的船まで、市場のあらゆるニーズに柔軟に応える強固な生産体制を確立しています。

品質に関する方針

  1. 関連法令、規制及び規格を遵守し、安全性・信頼性の高い製品を提供する。
  2. 要求事項に適合した品質マネージメントシステムの継続的改善により、高い顧客の満足と信頼を獲得する。
  3. 組織の状況及びリスクと機会を考慮した目標を設定し、全従業員が一丸となり、目標達成に向けて取り組む。
    ※高い品質、顧客満足、継続的改善による全員参加の品質保証

福岡造船株式会社

高度な技術が詰まった各部位のご紹介

世界有数の技術力が詰まった、船の各部位をご紹介します。

アッパーデッキ(上甲板)

アッパーデッキ(上甲板)

網の目のように張り巡らされた配管や多くの物(艤装品)が密集して設置されています。

カーゴマニホールド

カーゴマニホールド

陸上の設備と接続して貨物を受け渡しする場所で、福岡造船が持つ技術力の結晶です。

船長室

船長室

船の総責任者である船長の部屋で、ミーティングルーム、通信機器等が設置され、ゆったりとしたスペースが確保されています。

操舵室

操舵室

船を操船する部屋で航海機器、無線装置等を設置し航海における総合司令室の役割を果たす場所となります。

カーゴタンク

カーゴタンク

貨物である化学薬品等を積載する場所で、様々な種類の製品に対応できるようにステンレスで作られています。

カーゴコントロールルーム

カーゴコントロールルーム

貨物を陸上に揚げるためのポンプの操作や貨物タンク内の温度・圧力等を監視する所です。

エンジンルーム

エンジンルーム

エンジンをはじめとする推進機器、発電機やそれらに付随するパーツが限られたスペースの中に、効率的に配置されています。

建造工程のご紹介(船ができるまで)

自重6千トンにもなる巨大な船ができあがるまでには、様々な工程があります。
航行する、貨物を積載する、乗組員が生活するといった複雑な機能を持った船を造るためには、どの工程も欠かすことはできません。
豊富な経験と柔軟な発想力を持った設計陣や、昔ながらの技術を継承した職人たちなど、多くの人達がきめ細やかに管理されたスケジュールに沿って効率的に船を造り上げていきます。

設計(期間:6ヶ月)

設計(期間:6ヶ月)

設計は基本設計と詳細設計に大別され、基本設計は受注前から船主と打合わせをして要望をまとめ、様々な制約の中で最大限の性能を発揮できるように全体の計画を立てます。
詳細設計は基本設計がまとめた図面や情報を細分化し、合理的な生産が行えるように図面を作成していきます。
この図面を基に建造がスタートします。

地上組立(期間:4ヶ月)

地上組立(期間:4ヶ月)

巨大な船を一度に建造するのは効率が悪いため、一定の大きさのブロックに分割して工場の中で組み立てるブロック建造法を採用しています。
切断・曲げ加工された部品を溶接し、立体のブロックに組み上げます。

搭載(期間:3ヶ月)

搭載(期間:3ヶ月)

工場内で組み立てられたブロックをクレーンで正しい順序に並べてつなぎ、最終的な船の形に組み上げます。
ブロックの据付位置が狂うと船の形が歪んでしまうため、正確な位置に据えなければなりませんが、ブロックは大きなもので150トンもの重さがあり、たいへんな技術と労力を必要とする作業です。

進水(期間:1日)

進水(期間:1日)

船はブロック搭載と塗装が終わると初めて海に浮かべられます。
船台は海の方向にすべり台のように傾いていて、この上をすべらせて船を海に浮かべます。
進水は造船所のスタッフが最も緊張する瞬間であるとともに船を建造する上で大きな節目であり、この日は一般の方も招いて進水式を盛大に行います。

艤装(期間:4ヶ月)

艤装(期間:4ヶ月)

艤装とは出来上がった船体へパイプ、内装、電線などを装備していく事をいいます。
進水前までには約7割の工事を終え、進水後に艤装岸壁へ係留させ残りの工事を行っていきます。
着々と出来上がっていく艤装品に対してそれぞれの検査も行っていきます。

公試運転(期間:3日)

公試運転(期間:3日)

艤装工事を終えた後、実際に船を走らせて船速、旋回などの性能の確認テストを行い、契約仕様を満足している事を船主と造船所間で確認をします。
同時に船に搭載した機器が本来の性能を発揮するように動作確認及び機能テストを行います。

引渡(期間:1日)

引渡(期間:1日)

船が造船所を離れ、ついに大海原へと出航していきます。
この日を迎える頃には全ての乗組員がそろい、色々な国籍の人々が造船所内を行き交っています。
準備が整えば、いよいよ出航です。オーナーなどのゲストや造船所のスタッフに見送られて、世界の海に飛び出していきます。

工場施設紹介

福岡工場(船台 144.5m × 25m)

福岡工場(船台 144.5m × 25m)

福岡工場は福岡市の中心地天神から3kmという場所に位置する全国的に見ても珍しい、都会の造船所です。
目の前には博多湾が広がり、工場は福岡都市高速道路の荒津大橋から見下ろすことができます。
福岡という都市は古来より貿易で栄え、外国の使節を迎える玄関口でもありました。
そして船は、貿易や外国との交流にかかせない乗り物として 海の道をつなぐ役目を担ってきました。

時代の移り変わった今も、 世界の海と人とをつなぐ船を福岡の地で造り続けています。

長崎工場(船台 190m × 36m)

長崎工場(船台 190m × 36m)

2004年、歴史的に有名な都市”長崎”に新たな工場を稼動させることができました。
日本の歴史において長崎は、海外との文化や経済の交流の窓口であったばかりではなく、造船業においてもその歴史的意義の深い都市であります。

長崎工場は、4万tクラスの船を建造する船台及び国内でも数少ない 1000t プレス機を有し、福岡造船のさらなる発展を担う重要な工場となりました。歴史ある長崎から歴史的な船を造りだす、これが私たちの次なる夢なのです。

造船事業に関するご相談contact

採用エントリーentry

新卒採用

マイナビからエントリーをお願いします。