LNGバンカリング船 の 船体設計/船体建造に関する請負契約の締結 について

LNGバンカリング船 の 船体設計/船体建造に関する請負契約の締結 について

弊社は、2019年3月8日、ジャパン マリンユナイテッド株式会社(以下、JMU社)と、船舶へLNG燃料を供給するバンカリング船(以下、本船)1隻の船体設計および船体建造に関する請負契約を締結しました。

JMU社は、船主との本契約締結、全体コンセプト設計とLNG関連の設計、LNGタンク(SPB®システム(※注))製造の委託、並びに建造プロジェクトの統括を行います。
JMU社、LNGタンク委託製造先、並びに弊社が持つノウハウを合わせることで、優れた品質を備えた本船の建造が実現できる見込みです。

本船は、国土交通省港湾局所管の「港湾機能高度化施設整備事業」として採択された、「東京湾におけるSTS(Ship To Ship)方式での船舶向けLNG燃料供給事業」の一環として建造されるものです。

2020年より強化される船舶SOx規制に伴う対応策として、低硫黄燃料油と同じくLNG燃料も海事産業全体から注目を集めています。
本船はその2つの燃料を供給できるアジア初のバンカリング船として、当該規制に幅広く対応することができます。

弊社は、JMU社との協業である本船の建造を通じて、次世代船舶建造への対応力の強化に努めてまいります。

(※注)SPB®システムは、株式会社IHIおよびJMU社が開発した液化ガスを貯蔵するためのタンクシステムで、
    1980年代から今まで建造された全てのタンクが、一度も修理を必要としていない堅牢さを誇ります。
    また、スロッシングが発生しない構造のため、燃料供給により液位の変動があるLNGバンカリング船の
    安全性が向上します。

イメージ画: ジャパン マリンユナイテッド株式会社殿ご提供